仮想通貨についでよくある質問の金について。
北朝鮮のおかげで9月4日に金価格が1年ぶりの高値、
1オンス=1339.47ドルになりました。
政治的・金融的混乱のリスク回避として人気の高い金ですが、基本的にはドルベースの価格です。
為替の影響もあり、ドル:ユーロでドル安になると金価格が上がります。
しかしながら日本では円ベースで売買されていますが、為替が円高になれば金は下がり、円安になれば上がります。
ということで為替も念頭に入れて売買しないといけませんね。
ちなみに日本で金を買う場合には手数料と消費税がかかります。
しかも、金は配当や金利がつきません。
金を考える人は「有事」に備えて、日本国内で日本円が使えなくなった場合を想定しているのですが、そもそもそんな事態に備えて金を購入するのであれば、最低限、金の現物又は金貨で持っておく事が大事だと思います。
なぜならばそのような「有事」になった場合に売買の換金が出来なくなるものと考えておいたほうがいいでしょう。
また短期的な売買差益を狙うのであれば平和な時に購入しておいて今回のような北朝鮮の煽りがあった場合に売り抜けるのも手かもしれません。
そのほか金にこだわるならば金ETFという手もあります。
*ビットコインも金も値上がりしましたがビットコインのほうが上昇しましたね。
世界での金のポジションは各国の中央銀行が果たす役割に漠然とした不安が広がっていて、金もビットコインも同じように動いており、どちらもこれから安定期に入るようです。
本当に有事に備えるのならば、まずは日本で自給自立できる様に食料とエネルギーの備蓄をし、2週間から1ヶ月程暮らせるような備えをしてから、それでも余裕がある場合には、持っている資産を海外の複数の通貨や不動産などへ分散投資しておくことが安全ではないかと考えます。
金についてはあまり表に出てこない話ですが、世界中の金を預かっているアメリカが金を横領しているとの噂もあり、最近だと世界第2位位の金保有国のドイツが返還要求をしています。
気になる方は「フォートノックス疑惑」等で検索してみましょう。
また、実体を伴わないアメリカドルではなく、金本位的な通貨「ディナール」を提唱したカダフィは殺されていましました。
国際金融資本家たちは「金」を安定させ「ドル」を流通させていきたいことがわかりますね。
この記事へのコメントはありません。