阪神大震災から23年

23年前の今日、1月17日は阪神大震災が起こった日です。

今日の新聞を見る限りではすでに記憶のかなたへという感じで特に特集もなく忘れられているかのような扱いですが、
今日を狙ってか「シェルター」の新聞広告が入ってきました。
爆風熱波からの防護ということで北朝鮮の核ミサイルを想定しており、
30センチ圧のコンクリートで覆い、イスラエル、ベゼル社製のNBC陽圧換気システムと機密性の高い金属性ドアにより放射線から守れる内容になっています。


お金も大事だけど、健康と安全はもっと大事と常日頃いっておりますが、有事の際に生き延びるポイント、3,3,3の法則があります。

・激しい揺れの30秒
・酸素無しで耐えられる時間が3分
・水無しは3日間
・食糧無しは3週間から1ヵ月

上記3,3,3、を意識しての心構えを下記に。

30秒
地震の場合、最初の30秒が生死を決めるともいわれています。
とにかく自分の命を守ることが最優先。冷静に落ち着いて行動することが大事。
人間の心理としてついつい周りを確認してパニックで動かなくなるかたが
多く(70%~75%の人)が防災心理学でいう「凍りつき症候群」になり、助かるべき状況でも助からないということがわかっています。
*イギリスの心理学者ジョン・リーチ博士の研究による。

このほか10-80-10理論といものがあり、災害(アクシデント)発生時、10%は直ちに行動を起こすことができ、10%はパニック状態に陥り、80%は恐怖、唖然、当惑、フリーズする(凍りつく)ともいわれています。

さらに「正常性バイアス」「多数派同調バイアス」といって突発的なことが起こってもとっさに反応できない真理がありますので「地震だ!」「火事だ!」と大声を出すことでこの心理敵名ブロックを外すことができますので人が周りにい多くいる場合にはまず大声を出すことが大事になってきます。

例1:韓国のセウォル号沈没事故のときに明らかな不当指示アナウンスを信じ、生徒同士で沈むはずないと言い合って同調性バイアスを強化した結果死者269名に。
例2:御嶽山噴火の時に逃げずに写真を撮影。死亡者の遺品のカメラには多数残っていました。58名死亡

3分
そして、次の3分で生き延びる。火を消す。動きやすい靴を履く。逃げる。海が近い場合は高台に逃げる。
普段からどこが避難所かチェックしておきましょう。

3日
災害があってから3日目までは避難所などで簡易的な宿泊となり、プライバシーの観点から避難所よりも自動車内で宿泊する方が多数です。
*熊本地震時には益城町の県産業展示場・グランメッセ熊本の駐車場(2200台)だけで約1万人が車中泊をしていました。
このときのために車中泊のための準備をしておくといいですね。
シートがフラットになるか。ならなければ用意しておいたバスタオルなどで隙間を埋めてフラットに。ある程度寝ることができればかなりストレスが軽減されます。
あとはカセットコンロとなべ、レトルトなどの食料、水、簡易トイレがあればよりよいですね。

参考:池田整治公式ホームページ

ということで、お勧めの書籍など。
損保ジャパン時代に直接お話をお聞きした山村武彦さん。

そして、昨年上越にて講演会をしていただいた、あんどうりすさん。

どちらも一家に一冊。

金融のリスク分散も大事だけど、生きててなんぼ。
まずは食料、水の備蓄、家の中の地震対策と避難場所の確認、車の中にコンパクトな非常時のグッズを用意しておくことが大事ですね。
あと、スマホが大事な情報源になりますのでソーラーチャージャーを用意しておくのも必須だと思います。

備えあれば憂いなし。

ということでお金の話ではありませんでしたが、さまざまなリスク対策とっていきましょう。
日本の国家財政破綻のリスク対策は私におまかせください。

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